今日は私自身が2019年に歩いたアメリカのロングトレイルで学んだことを書こうと思う。
このブログでこの話をするのは初めてだから簡単に紹介させていただこう。
アメリカには、広大な大自然（山脈）の中にある一本道（トレイル）が何本もあって、その中でもカナダからメキシコまで南北に縦断する4000キロメートルに及ぶトレイルが３本ある。
西海岸のパシフィッククレストトレイル。真ん中のコンティネンタルディバイドトレイル。そして東海岸のアパラチアんトレイルだ。その中のパシフィッククレストトレイル (Pacific Crest Trail )を歩ききった。
4250キロの旅は素敵な出会いにあふれていた。美しい景色にいくつも出会った。あまたの危険を乗り越え、幾度となく自分と対話できた。長い長い道のりであったが、最後にゴールに到達した時に知ったのは、全てが一瞬だったということ。
始めた時は約6ヶ月かかると言われて途方も無いように感じてたし、歩いている最中は実際に途方もなく長く感じた。しかし終わった時に道のりを振り返るとあっという間だった。そして毎日本気で生きて、自分と向き合って、全力で楽しんだから歩き終わった時にはとてつもない達成感に恵まれた。
途中は、こんなことに意味があるのかな？とか苦しい時は折れそうになるけど、終えてから、時間を経て意味がわかってきた。ゴールにたどり着いた時に私は1日1日必死で歩いていたあの時の自分に心から感謝した。
これは長い目で見たら人生も同じだろう。今あるものに感謝して、必死で向き合って感情をたくさん味わって、そして終わる時に自分の人生を必死で生きたことに満足するんだ。
そして全部がその時には一瞬の光であったように感じるのだろう。ロングトレイルはまさに人生の縮図だった。だから、私は気づいた。無駄にできる時間は一瞬もない。今のどんな状況も真剣に向き合えば、後になって自分の人生を彩ってくれた大切なことだったと気づけるんだ。
だから、とりあえず数年はやりたくないことだけどしょうがなくやってみる、なんて感覚はこれっぽっちもなくなった 。覚悟を決めた。どんな時でも今を楽しんで、大切にする。だから行きたい道を選択し続ける！自ら道を拓く。人生は長いようで一瞬だ。
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